妻と一緒に混浴へ 第3話 タオルを置いて
(前話はこちら)
先の混浴で妻はついにおっぱいを晒してしまいましたが、一方で私はどこかでこうした展開を待ち望んでいたようにも思います。
愛する妻を性的な視線で見られたくない、けれども一方でそうした視線に晒された妻の姿も見てみたい。
こうした葛藤とせめぎ合いに、普段では経験することができないような危険な魅力を感じていたといえるかもしれません。
混浴温泉とは、ある意味非日常的な場でもあり、まさに理想的な環境であったともいえます。
妻と巡る混浴の魅力に抗えない私は、結局その後も機会があれば旅先で妻を誘うことを続けました。
そしておっぱいを見られてしまった妻でしたが、その後もこれまで同様、誘えば特に拒みもしませんでした。
とはいえ件の出来事はやはり恥ずかしかったのか、その後はガードも固くなり乳首が見えてしまうようなこともありませんでした。
そんな妻の様子にどこか安心した反面、正直一抹の寂しさもまた感じていました。
そうした中、転機が訪れたのはある旅館に泊まったときのことでした。
その旅館には併設の混浴露天があり、昼食後に妻と浸かっていると、学生風の男性グループが入ってきました。
もちろん先のグループとは別人ですが、今回のグループもやはり大学生でした。
ゼミのフィールドワークの関係で、1週間ほど前からこの宿に滞在しているとのことです。
私は学生たちと話をする中で何気なく、よく妻と二人で混浴温泉に入ることなども話しました。
すると学生たちは、この近くに別の混浴の露天風呂があり、とてもおすすめだと言います。
さらに、案内をするのでこれから一緒に入りませんかと誘われました。
せっかくなので私たちもその温泉に行ってみることにしました。
学生たちに案内されながらしばらく歩いていくと、それらしい施設が見えてきました。
そこは文字通り秘湯といった雰囲気で、自然に囲まれた小さな露天温泉でした。
簡素な脱衣スペースが併設されているくらいで、ほとんど吹きさらしに近い状態です。
ある意味風情があるともいえますが、正直女性には入りづらそうな印象も受けました。
若干不安になり妻に確認すると、「せっかくここまできたし⋯」と、別段躊躇している様子もありません。
ひょっとしたら、これまで周ってきた温泉とは趣きが違っていて新鮮に感じたのかもしれません。
脱衣スペースは狭くしかも男女共用だったため、先に学生グループが入ってから私たち夫婦が使うことになりました。
脱衣スペースに入ると壁に貼られた注意書きが目に留まりました。
するとそこには、タオルを湯に浸けてはいけない旨が記されていました。
つまり妻は、全裸の状態で温泉に浸かることになります。
学生たちがこの温泉を勧めた理由がわかった気がしました。
妻も注意書きの内容に気付いたようなので、「どうする?」と聞いてみると「⋯⋯しかたないね」と返ってきました。
どうやら妻も覚悟を決めた(?)様子です。
そんな妻の姿に、平静を装いながらも内心ドキドキしている自分がいました。
さすがに素っ裸のまま歩いて行くのも気恥ずかしいので、私も妻もとりあえずはタオルで前を隠して脱衣スペースを出ました。
学生たちはすでに湯船に浸かって待っています。
私は手近な場所にタオルを置くと、かけ湯をして一足先に湯船に入りました。
続けて妻も桶を取ると湯船に背を向けて足下にタオルを置き、かけ湯を始めました。
私の浸かっている位置からは岩に隠れてほとんど背中しか見えませんが、角度によっては、お尻はもちろんのこと横乳まで見えているはずです。
妻が背を向けているのを幸いに、皆妻の姿をガン見しています。
かけ湯を終えた妻は、胸とアンダーヘアーを両手で隠しながら振り向きました。
いくら手で隠しているとはいえ、全裸で男子学生たちの前に立つ妻の姿は衝撃的です。
湯船の空きスペースの関係上、妻は学生たちの目の前に座ることになります。
妻は湯船に浸かると、腕を胸の前で組み膝を立てた状態で座りました。
ここの温泉の透明度はさほど高くはありませんが、それでも完全に不透明というわけではありません。
それでもこの状態であれば、乳首やヘアーは腕や脚に隠れて直接は見えません。
胸や下腹部を隠しつつ裸で歓談する妻の姿は、タオル巻きの状態とは別次元の色っぽさがありました。
しかしながら、ずっとこの体勢でいるのはちょっと疲れそうです。
もしここで、もっと自然体で寛いでみたらと勧めたら、妻ははたしてどうするでしょうか?
様々な想像が膨らみ、どうしても試してみたくなってしまいました。
そこで歓談が続く中、頃合いを見て提案してみました。
学生たちも待っていましたとばかりに賛同の意を示します。
妻はしばし逡巡するような表情を浮かべた後、胸の前で組んでいた腕をそっと外しました。
隠されていた妻のおっぱいが開帳され、学生たちが歓声を上げました。
たしかに妻は以前、混浴でおっぱいを見せてしまったこともありました。
とはいってもそれは不慮の事故のようなもので、それも1分にも満たない短い時間でした。
しかし今回は、勧められたとはいえ自らおっぱいを見せたのです。
さらに妻は腕だけではなく脚も崩して、より寛いだ姿勢をとりました。
胸に続けて、湯越しにうっすらと黒い茂みも透けて見えました。
水面下とはいえ、まさにこの瞬間、妻は今日会ったばかりの男たちに全身を晒したことになります。
学生たちも「目の保養になります!」などと、喜んでいます。
当然妻も、エッチな視線で観られていることは自覚しているはずです。
しかしもう吹っ切れたのか、ことさら隠したりすることもありませんでした。
そんな妻の姿に様々な感情が去来する一方で、これまでに経験したことが無いような興奮を感じていました。
冷静に考えれば、それはすごい状況であったと思います。
裸の男女が至近距離で歓談をしているのですから。
男たちのすぐ目の前には裸の妻がいて、おっぱいもヘアーも湯越しに見ることができます。
逆に言えば、当然妻の視界の中にも複数のアレが映っているはずです。
温泉という場が、こうした非日常的なシチュエーションをまさに現実化したといえるでしょう。
そのまましばらく温泉に浸かっていましたが、夕方に仕事のアポイントメントがあったため、私たちは一足先に上がることにしました。
湯から上がる際も、もう妻は特に体を隠したりはしませんでした。
そのため、ごく短い時間とはいえ学生たちは直に妻の裸を見ることができたはずです。
堂々とした妻の態度に、かえってこちらがたじろんでしまうほどです。
帰り道、私が妻に裸を見せることを促したような形になったため、実は気を悪くしているのではないかとも思い尋ねてみました。
ところが妻は、むしろおかげで寛いで温泉を楽しめたので助かったと語ります。
私に気を遣ってなのか、それとも本心なのかは定かではありませんが、そんな妻をあらためて愛しく感じました。
一方で温泉での妻の姿が頭から離れず、いまだ興奮冷めやらぬ自分もそこにいました。