温泉誌のモデル 第4話 全国紙で読者サービス
(前話はこちら)
誌面に写った妻の写真を堪能した私は、撮影の舞台裏なども聞いてみたく、掲載された温泉誌を持って妻のもとへ向かいました。
「新刊買ったよ!」
「私も貰ってるから、別にわざわざ買わなくてもいいのに⋯」
妻の表情はどこか恥ずかしげです。
そんな妻の様子を横目で見ながら、私は誌面を広げました。
最初に開いたのは、△△温泉のページです。
こちらでは、タオルを前に垂らした妻の写真が写っています。
「タオル巻くのは止めたんだ?」
「私も最初は巻くつもりだったけど、その方が絵になるからって⋯」
それ以上にエロさもアップしています。
「もう少しでいろんなところが見えそうだね」
「たしかにちょっと危なかったかもね」
「実際、撮影中にチラっと見えたりしたこともあったんじゃない?」
「さー、どうかしら?」
続けて、□□温泉のページに移りました。
「タオルの生地、前より薄くなってない?」
「私もちょっと薄いかなと思ったけど、こちらのほうが体のラインが綺麗に見えるからって」
タオルなどの備品も撮影前に支給されるそうです。
薄地のおかげで、妻の体の凹凸がよりはっきり見えます。
「けっこう乳首勃ってない?」
「別に勃ってないよ、たまたまそんな風にも見えるだけだから」
本当かどうか怪しいものです。
最後は、××温泉のページです。
この温泉では、妻はタオルを持たず素っ裸の状態で写っています。
「タオル使わなかったんだ?」
「自然な状態で撮りたいから、今回はタオル無しで撮影しませんかって提案されたの」
たしかに温泉によってはタオルを湯に浸けるのを禁止しているところもありますし、裸で入るのが本来の姿であるともいえます。
「それでOKしたの?」
「うん。大事な所は写らないように撮影するからって説明されたし、それならこれまでとそこまで変わらないし」
「でもカメラマンには見られちゃうよね?」
「カメラマンさんはプロだし、あくまで仕事で撮っているだけだから⋯」
やはりカメラマンは妻の大事な所を含めて目にしていたようです。
カメラマンの前で全てを晒した妻の姿を想像して、下半身が疼いてきました。
しかしカメラマンの勧奨があれど、恥ずかしがり屋の妻が自ら全てを見せるに至ったことは驚きです。
撮影を重ねていくなかで、妻の中でなにかが吹っ切れたのでしょうか?
これまで撮影された写真を振り返ると、最初はカメラを意識してどこか固かったポーズも、自然体になってきたのがわかります。
そして同時に、露出度も上がっていきエロさもますます増してきました。
この本を買った読者の中には、妻の写真をネタにしている人も多いのではないかと思います。
「掲載されたカット以外にも、けっこう撮影した?」
「うん、角度やポーズを変えていろいろ撮ってもらったよ」
「どのくらいの枚数?」
「うーん、正確に数えたことはないけど、いつもだいたい数十枚くらいかな?」
やはり掲載されたカット以外にも、アングルやポーズを変えて様々な撮影が行われたようです。
掲載されなかったカットの中には、妻の大事なところが写ってしまっているカットもあったかもしれません。
また、たとえカメラには映っていなくとも、撮影中には妻の無防備な姿がカメラマンの視線に晒される機会も多々あったはずです。
撮影現場での妻の姿を想像した私は、さっき処理したばかりなのにもう下半身が限界に近い状態でした。
その後も妻は、不定期で温泉モデルの仕事を続けました。
私もそんな妻の活動を応援するとともに、今度はどんな姿を見せてくれるのか内心楽しみにしていました。
そんな中、ついに待ちわびた新刊が発売されました。
妻には別に買わなくてもいいと言われましたが、私はさっそく発売日当日に入手をしました。
誌面を開き、ページを繰っていくとさっそく妻の写真を見つけました。
○△温泉
湯浴みする妻の後姿が写っています。
後姿のためおっぱいやヘアーは見えませんが、お尻は丸出しです。
うなじからお尻にかけてのラインがとてもエロく撮られています。
もちろん誌面には写りませんが、もしも妻が体を動かせば、お尻越しに女性器が見えてしまいそうなポーズです。
△□温泉
温泉に浸かっている妻の姿が写っています。
腕や脚で巧みに隠されているため、乳首やヘアーは見えませんが、かなり際どいポーズです。
こちらも視線を少し動かすだけで、大事な所が見えそうです。
胸の谷間や湯越しに見える腰周りがとてもエロく撮られています。
いずれの写真でも、もうタオルは使わず、当たり前のように素っ裸で入浴しています。
エロさもさらに増し、撮影に慣れた妻の様子が伝わってきます。
温泉モデルの仕事を続けていく中で、妻にもだいぶ余裕が出てきたようです。
そんなことを考えながらページを捲っていった私は、後半のページに掲載された妻のカットを見て驚きました。
温泉に浸かっている妻のカットが掲載されているのですが、その中には鮮明では無いものの、湯越しに乳首が見えている画像がいくつか含まれていたのです。
これまで妻は、たとえ裸になっても乳首やヘアーは死守していました。
しかしここにきて、ついに乳首を解禁したわけです。
胸を隠しているわけでもないので、撮影の際、おっぱいがカメラの視界に入っていることは意識していたはずです。
全国の読者に乳首を披露した妻の姿に、興奮抑えきれずでここで果てました。
「乳首見えてるよ」
その後、いつものように二人で誌面を見ながら妻に言いました。
「そうだねー」
妻の返事はどこかひとごとのようでもあります。
「OKしたの?」
「⋯うん、水中だからそんなによく見えないからって」
妻の中では、よく見えなければ乳首が写ってもOKになったようです。
妻は優しい性格のため、スタッフの熱意に押された面もあったかとは思います。
綺麗な女性のおっぱいが誌面に載っていれば売り上げも上がるはずです。
とはいえ、シャイな妻が不特定多数の読者に向けておっぱいを披露するまでに至り、興奮もひとしおです。
「きっとこの本買った読者は、○○の画像で抜いてるよ」
「もう、本来そういう目的の本じゃないからね」
そうは言いつつも、妻の様子はやはりまんざらでもなさそうです。