合宿先での卓球勝負 第1話 お色気作戦
私の所属しているサークルでは、メンバー間の交流を深める名目で毎年夏に合宿をしています。
年に一度の合宿では、皆テンションが高くなりがちです。
この話は、そんな合宿先でのちょっとエッチな体験談となります。
夜、アルコールなども入って盛り上がった私たちは、男女対抗で卓球をしようということになりました。
それも普通に遊ぶだけだといまいち緊張感に欠けるので、どうせならなにか賭けてゲームをしようということに。
相談の結果、賭けるものはサークル活動の準備や後片付けの仕事に決まりました。
負けたほうのメンバーが、これから半年間ほどこれらの仕事を負担することになります。
地味に面倒くさい仕事なので、皆本気です。
順番は公平を期すために、男女ともあみだクジで決めることになりました。
そしてクジの結果、なんと私は大トリとなってしまいました。
私の番までに勝敗が決していれば良いのですが、もしそうでなければ責任重大です。
ゲームは、2ゲーム先取制の3ゲームズマッチとなります。
卓球が得意ではない私は、祈るような気持ちで試合の行方を見守りました。
しかしゲーム序盤、男子チームが勝利を重ねていきました。
このままでは、女性チームは負けてしまいます。
そんななか、一人の女の子がゲームの流れを変えました。
その女の子、A子は1ゲーム目を落とした後、唐突に浴衣の帯を緩め2ゲーム目に臨んだのです。
A子が前屈みになると、胸元が開いて谷間が覗きます。
ゲーム中、胸チラに気をとられた男子は集中力を欠いて、2・3セット目を落としました。
「作戦成功!」
勝利を決めたA子は、会心の笑みを浮かべました。
男子たちは「ずるいぞ!」「卑怯だ!」とヤジを飛ばしますが、言葉とは裏腹にその表情は嬉しそうでした。
私たちも負けたくはないので、その後もA子の作戦を引き継ぎました。
卓球台の前に立った女の子は、浴衣を緩めて胸元を覗かせます。
このお色気作戦が功を成して、男子たちはミスを重ね、女性チームは追い上げていきました。
そして、私の前の番であるB子の試合となりました。
もしここでB子が勝たなければ、たとえこの後の私が勝ったとしても、私たちのチームは敗退が決まってしまいます。
しかしB子もお色気作戦を引き継いだものの、1セット目を落としてしまいました。
もし次のセットも落としてしまえば、私たちは負けてしまいます。
するとB子は、なにやら浴衣の中に手を入れてゴソゴソとし出しました。
そして浴衣から引き抜いたその手には、脱ぎたてのブラジャーが握られていました。
男子たちから、歓声が沸きました。