コスプレに目覚めた彼女 第1話 コスプレ好きの友人に誘われて
僕の彼女は、とてもおとなしい性格をしています。
服装も控えめで、ふだん露出度の高い服を着ることもまずありません。
そんな彼女が、ひょんなことからコスプレに目覚めました。
またその後の展開が少々エッチだったこともあり、その事をここで記してみたいと思います。
きっかけはごく些細なことでした。
彼女の友人にコスプレ好きの女の子がいて、その子に誘われたことが始まりです。
恥ずかしがり屋の彼女は、当初その誘いを断っていました。
しかしその後も誘いは続き、優しい性格の彼女は断り切れず、一度だけならと一緒にコスプレをすることにしました。
コスプレを了承したものの、当の本人はやはり乗り気ではなく、「恥ずかしいな」とこぼしていました。
そしてコスプレイベントの日が来ました。
僕もその日は空いていたので、会場に行ってみることにしました。
会場には、友人の隣で恥ずかしそうに身を縮めている彼女がいました。
しかしそのコスプレ姿はよく似合っていて、とても可愛らしかったです。
もともと彼女は、ひいき目抜きにたいへん可憐なルックスをしています。
もし本人にその気があれば、アイドルとしても活躍できると個人的には思っています。
そんな彼女ですから、会場では人気がありました。
男性客から写真を撮らせてほしいと、せがまれることもしばしばありました。
優しい彼女は断りもせず、リクエストに応えておずおずとポーズをとります。
健全なコスプレイベントなので、もちろん性的なポーズを要求されることはありません。
彼女のコスプレも、イメージに合ったおとなしめの衣装となっています。
しかし、シャイな彼女が依頼に応じてポーズをとるその姿に、これまで見せたことがないような色気を感じてしまいました。
イベントが終わった後、彼女に感想を聞きました。
すると、「恥ずかしかったけれど、楽しかった」という返事が返ってきました。
恥ずかしかったという答えは予想通りでしたが、楽しかったという答えは少々意外でした。
そして、この日の体験が彼女の中のなにかを変えました。
一度だけだったはずのコスプレですが、その後も友人に誘われると快くイベントに出かけるようになりました。
そして彼女は、会場で様々なキャラに扮したコスプレを披露するようになりました。
彼女に聞くと、普段の自分とは違う存在になれるのが新鮮で楽しいとのことです。
やがては、自ら積極的にコスプレイベントに参加するようになりました。
そしてその姿は、最初の頃とは打って変わった堂々としたものになっていました。
とはいえ、普段の彼女の姿が変わることはありませんでした。
普段の彼女は、シャイでおとなしいいつもの彼女でした。
どうやらコスプレをしている間だけ、スイッチが入り別人のようになれるようです。
会場での彼女の人気は高く、撮影は順番待ちとなることもザラです。
そんななか、二度目の転機が訪れました。
彼女を気に入ったコスプレ事務所が、彼女をスカウトしたのです。
事務所に所属すれば、衣装も毎回自前で用意する必要も無くなり、活動の場所も広がります。
さらには、コスプレ活動で収入までも得ることもできます。
彼女はすこし悩んだものの、事務所の誘いを許諾することにしました。
こうして彼女は、アマチュアからプロへと飛躍していったのです。
プロとしての活動を始めてから、彼女が着るコスプレ衣装の幅も広がっていきました。
それまでは比較的おとなしめの衣装を好んだ彼女ですが、だんだんと露出度の高めの服も着る機会が増えてきたのです。
やはりお色気成分の高めの衣装の方が、需要が高いのでしょう。