家庭教師のアルバイト 第2話 リクエストに応えて
(前話はこちら)
A君のリクエストに応えて極小水着を着て勉強を教え始めたものの、案の定、勉強はなかなか進みません。
「A君、勉強あんまり進んでないみたいだけど」
「だって〇〇ちゃんがこんな恰好でいたら集中できないよ」
「なら着替えようかなー」
「それはダメ!」
「じゃ、ちゃんと勉強に集中するんだよ」
「はーい」
と調子はいいものの、相変わらず関心はこちらに向いたままです。
「なんかエッチな視線感じるんだけど⋯」
「バレた?」
「もう、見世物じゃないんだからね」
まったくエッチなんだからと思いつつ、実のところ私の方も、そんなA君の反応を少なからず楽しんでいたように思います。
ただこの水着は本当に際どくて、ちょっと体を動かすだけで生地がズレたりしてヤバかったです。
勉強を教えてる途中、A君の息がだんだんと荒くなってきたので、もしやと胸を見ると乳輪がハミ出ていてもう少しで乳首まで見えそうになっていました。
慌てて水着を直すと、A君はあからさまに残念そうな顔をしました。
「あー、もう少しだったのにー」
「残念でした、A君はもっと教科書の方を見ないとダメだよ」
「はーい」
結局その後もA君が勉強に集中することはなく、A君が水着姿を盗み見ては、私が注意するというやり取りが繰返されて時間が過ぎていきました。
まぁこれまでに教えることは全て教えたので、最後くらいはユルユルでも問題は無いかと思います。
そんなこんなで、お別れの時間も近づいてきました。
「〇〇ちゃん、いままでありがとう。水着姿も最高だった!」
「A君も、これからも勉強頑張ってね!」
「はーい」
と感動的なお別れになるかと思いきや⋯
A君はすっと私の背中に手を伸ばすと、目にもとまらぬ早業でホックを外しビキニトップスを剝ぎ取ったのです。
「ちょっと、A君何するの!?」
あわてて手で隠したけれど、A君に丸出しの胸をしっかり見られてしまいました。
「やったー、大成功!」
A君は鼻の下を伸ばして喜んでいます。
その様子から察するに、相当練習を重ねてきたに違いありません。
「早く返して!」
「えー」
「返さないと、お母さんに報告するよ」
「⋯はーい」
A君がトップスを返しに私に近づいてきました。
私はトップスを受け取ろうと片方の手を伸ばしましたが、そこに油断がありました。
「隙あり!」
A君が今度はビキニボトムスを下にズリ下げたのです。
A君のすぐ目と鼻の先で、私の陰部が露わになりました。
A君の位置からなら、ヘアだけでなく中の具まで見えていたかもしれません。
「ひゃぁー」
A君の口から感嘆の吐息が漏れました。
私は慌ててボトムスを引き上げ、A君に注意しました。
しかしA君の反応は薄く、心ここに在らずといった体です。
どうやらA君にはあまりにも刺激が強すぎたようです。
それ以降、A君はすっかりおとなしくなりました(笑)。
私はA君を部屋の外に出して着替えを済ませると、まだスボンの前を大きくしたままのA君に手を振って家庭教師の仕事を終えました。