ビデオに映った恥ずかしい一コマ
最近の学校行事では、よく活動の様子を撮影して記念に残したりしますよね。
そうしたビデオの中にあるモノが映ってしまった恥ずかしい体験談です。
夏休みに林間学校が開催されたのですが、後日その際に撮影した写真や動画などがアップされました。
参加した学年の学生であれば、学校のサイトにログインしダウンロードできる仕組みになっています。
私も取りあえずはダウンロードし閲覧しましたが、その際は軽く流し見をした程度で済ませました。
夏休みが明け、通常授業が始まってから1週間ほど経ったある日のことです。
休み時間に校内を歩いていると男子たちが話をしている声が聞こえてきたのですが、なんとその中で私の名前が出てきたのです。
「□クラスの○○さんの動画もう見たか?」
「もちろん!」
□クラスに○○という名字の人は私しかいません。
私の動画って一体何のこと!?
視線を向けると、話しているのは別のクラスの男子たちです。
気になった私は、死角に隠れてこっそり耳を傾けました。
「俺もう10回くらい抜いたわ」
「しすぎだよ(笑)、しかしお前ああいうの好きだよな」
「そういうお前は抜かなかったのかよ」
「まあ実は俺も10回ほど抜いたけど」
「お前もかい(笑)」
なにかとても卑猥な話をしています。
でも私の動画で"抜く"ってどういうこと!?
たくさんの疑問符が頭の中を埋め尽くします。
「なまじ知ってる相手だと妙な現実感があってなんか興奮するんだよな」
「やっぱりネットに転がってる胸チラ画像とかとはちょっと違うよな」
胸チラ!?今、胸チラっていいましたよね?
「それに胸チラってリアルだとほんの一瞬だったりするけど、動画だったら一時停止できるし」
「俺も速攻でキャプチャー保存した」
「でも○○さんの乳首って、けっこう大きくないか?」
乳首!!!
「うーん、まぁ小さくはないかもしれないけど、特別大きいってほどでもないかな」
「そっかなー、でもまぁ乳首が大きいとそそるよな」
「たしかに」
私はまだ状況を理解できないでいました。
一体彼らは何について話しているのでしょうか?
しかし、次の授業の時間が近づいてきたため、彼らは途中で話を切り上げてその場からいなくなりました。
私も次の授業に遅れないよう、ひとまず自分のクラスに戻りました。
授業を受けている間も、その内容はまったく頭に入りませんでした。
そんななか、胸チラという言葉からひょっとしたらと思い当たることがありました。
先日、林間学校の動画がアップされましたが、もしそのなかに私の胸チラが映っていたとしたら⋯
しかも彼らの言葉からすると、乳首まで映っていることになります。
けっきょくその日は上の空のまま学校を出ました。
帰宅したあとも、正直見るのがちょっと怖くてなかなか動画を開くことができません。
でも意を決して一本ずつ動画を確認していきました⋯
そしてついに問題のシーンを発見しました。
それはコマ送りで見なければ気付かないほどのほんの一瞬でした。
カメラの視界の中に、前屈みになった私の開いた胸元が映りました。
そしてその箇所を拡大すると、ブラジャーと胸の隙間からたしかに乳首が見えていたのです。
しかも解像度が高く撮影状態も良好なため、よく見ると乳頭の細かな凹凸まで確認できます。
どうやら彼らはこれを見て何度も"抜いて"いたようです。
しかし見つけた人はよくこんなことにまで気付いたかと思います。
男子ってこうしたことに関してはホントに目ざといですね⋯
視聴できる人はごく限られているとはいえ、この動画は同級生であれば誰でも見ることができます。
願わくばみんな気付かないでいてくれたらいいのだけど。
でも隣のクラスの男子たちがもう知っているってことは、私が知らないだけですでに同学年の男子たちの間に広まっててネタにされてたりするのかも⋯