通路の先の露天風呂
彼女から聞いた、ちょっとエッチな体験談を紹介したいと思います。
この話は、僕がまだ彼女と出会う前の出来事となります。
夏休みに彼女は、学校の友人たちととある地方へ旅行に出かけました。
そこは温泉街でもあり、彼女は友人たちと温泉巡りをしていました。
彼女らが、とある温泉の女湯に入ったときのことです。
広々とした湯舟に浸かっていると、友人の一人が奥に通路があることに気付き見に行きました。
友人は帰ってくるなり、すごくきれいな露天風呂があったから皆で入ろうと誘いました。
皆で通路を進み、突き当りの引き戸を開くと開放的で眺望の良い露天風呂が広がっていました。
彼女はそこで、友人たちと寛いで温泉を堪能していました。
しばらくすると、奥の方から足音が聞こえてきました。
彼女らがそちらの方に視線を向けると、数名の男性たちが入ってきました。
彼女たちが驚いて思わず声をあげると、男性たちはこの露天は混浴エリアになっていると説明しました。
この露天は男湯とも繋がっていて、自由に行き来できるとのことです。
そうだとすると、男性たちに非はありません。
とはいえ女だけだと思っていたので、彼女らは皆素っ裸です。
タオルは内湯の方に置いてきてしまったので、手元に体を隠せるものもなかったそうです。
温泉の透明度は高く、目隠しにはなりません。
このときは、やはり恥ずかしかったそうです。
とはいえ、彼女らはすぐに湯から上がりはしませんでした。
それどころか、彼女らはしばらくの間その男性らと歓談もしながら、普通に露天風呂を楽しんだとのことです。
タオルを取りに戻るのもなんだか気まずし、それにいまさら隠したところで⋯
男性たちも悪い人ではなさそうだし、どうせこの先もう会うこともないだろう。
それなら別に減るものでもないし、せっかくの露天をもう少し楽しむのも悪くないのでは。
こんな心理が、彼女らの間で暗黙の内に共有されたようです。
そして皆で温泉を楽しんでいる内に、恥ずかしさも薄れていったそうです。
彼女曰く、女性は集団でいると大胆になれる瞬間があるとのことです。
女性心理って不思議ですね。
むしろ男たちのほうが、あっけらかんとした彼女らに気圧されていたようです。
視線は感じたものの、男性陣からは特にエッチことをされたりもしなかったそうです。
試しに彼女に「大きくなってた?」と聞いてみました。
男性たちは腰にタオルを巻いていたそうですが、そういうのはけっこうわかるものです。
「うん、大きくなってた(笑)」
彼女は笑って、答えました。