ファッションショーでの失敗談

私はファッションに興味があって、服飾系の学科に通っています。
自分でも少女趣味かなとは思いますが、可愛らしいドレスなどが特に好きです。
そのため、自分でもそうしたドレスをよくデザインして作っています。

私の在籍しているコースでは、定期的にファッションショーが催されています。
そこでは自分がデザインした服を実際に着て、舞台に立ちます。
このショーで起きた、恥ずかしい失敗談をお話したいと思います。

秋のファッションショーでの出来事です。
私は、フリル系の可愛らしいドレスの準備を進めていました。
しかし細部がなかなかしっくりこなく、ギリギリまで悪戦苦闘をしていました。

そうしたなか、ファッションショーの幕が開きました。
十分に納得のいく出来栄えとはいえませんが、出演を目前にして私は作り立てのドレスを持って控室に入りました。

ショーでは、下着の線を見せないようにするために、肌着やブラジャーなどを着けないことも多いです。
この日も私はブラを着けないで、ドレスに着替えました。

やがて私の出番となり、舞台に上がりました。
私は観衆の前で、ステージ上を歩き回りました。
その最中のことです。

「ミスコンテスト潜入撮り 24」のサンプル画像
DUGA「ミスコンテスト潜入撮り 24」
ドレスがあまりフィットしていなかったのか、なんと下にずれ落ちてしまったのです。
歓声とも悲鳴ともつかぬ、どよめきが広がりました。
ブラを着けていなかった私は、皆におっぱいを見られてしまいました。

私は慌ててドレスを引き上げましたが、時すでに遅しです。
女子の比率が高いとはいえ、観衆の中には男子学生や教職員もいます。
さらにショーの性質上、カメラを回している人さえいました。

ショーが終わったあとは、案の定いじられました。
ショーでは撮影もされていたから、そのときの映像を持っている人もいるんだろうな⋯
公衆の面前でおっぱいを晒してしまった、私の恥ずかしい失敗談です。