真夏のある日
真夏のある日。
突然エアコンが故障し、動かなくなってしまいました。
慌てて修理を依頼しましたが、予約が混みあっており最短でも数日後になるとのこと。
一人暮らしでエアコンは自室に一台しかありません。
そのため、真夏にエアコン無しで数日過ごすことになりました。
日中は少しでも暑さを凌ごうと、短パンに風通しの良いタンクトップ一枚の恰好で過ごしていました。
そんな折、自宅のチャイムが鳴りました。
暑さでヘロヘロな状態でドアを開けると、宅配便のお兄さんでした。
私の地区担当で、よく荷物を届けにくる人です。
しかし、そのお兄さん。
普段より動きも鈍く、どこか挙動不信な様子です。
お兄さんも炎天下で夏バテなのかなと、特に気にせず荷物を受け取りました。
しばらくして、ふと我に返り自分の恰好を鑑みました。
上半身は、薄手のタンクトップ一枚です。
鏡を見ると、生地越しに乳首の形がくっきりと浮かび上がっていました。
しかも少し前屈みになると、襟ぐりから胸が丸見えです。
気付いたときは、恥ずかしかったです。
その後も宅配のお兄さんとは、配達で顔を合わせる機会がちょくちょくありました。
このときのことを意識してしまい、ちょっと気まずかったです。